下塗り材は、現状の外壁の種類、その外壁の傷み方よって、違いがあります。
一般的な、窯業系サイディング、新築用のサイディングは、青森のような雪国においては凍害で、表面からボソボソの状態になっていきます(たとえで言えば、段ボールが湿気でぬれて、表面から剥れるように)。
そのような状態には、2液性浸透性シーラー(エポシーラー、マイルドエポシーラー)を塗っていきます。
用途は、表面から浸透して、硝子のような硬い表面を作る効果があります。
かなり弱っている外壁には1度塗って乾燥してから、もう1回、また1回と重ね、硬化膜を作ります。
この塗料は、みどりの缶と、シルバーの缶2缶セットで、しっかり分量も 測ります。
水色の缶に白字の塗料は、ミラクシーラーといって、ホワイトとクリアーがあります。
ミラクシーラーの効果は、浸透して防水性を高めること、上塗りと下地の密着をよくすることなどです。
セメントのような袋と、缶のセットはカチオンフィラーといいます。
簡単に言えば、2液性のセメントです。
この下塗り材は、弱っているモルタルの補強、ツブツブのリシン壁の補強に使います。
とにかく密着性が高く、付いたら最後、離れません。
最後の色の缶は、あまり傷んでいないモルタルの下地塗料で、細かいヒビをカバーする効果があります。特に、モルタル用に使います。