建築資材の高騰(アメリカ発のインフレ)
本年は建築資材が軒並み高騰しております。
木材、板金など原材料が輸入に頼っているものが多いので、自ずと原価が上がり原材料単価に反映されます。当社でも、販売価格が工事の契約時と、実際の工事日が時間差があり万が一高騰しないように、本年外壁を張る施主様とか、屋根の葺き替えを契約してる方は、すでに原材料だけは仕入れて保管しておいてます。
ましてこれから、ウクライナの状況やアメリカの中央銀行FRBが本年3回の金利引き上げを決めている為、それが実行されたら日本とアメリカの金利差により円が売られてしまいます。日本は沢山の変動資産である株式や国債を財政規律を無視して通貨の番人だった日銀が買わされているため、金利を上げれば債務超過になり 上げることが出来ない、そうなれば輸入に頼る日本は輸入物価があがってインフレになります。すでにいま、ガソリン、食料品など価格転換が進んでいます。パンなどが価格そのままでサイズを小さくしたり影響が出始めています。
日本にダイレクトに経済影響があるアメリカで既に一か月7%、世界の異常気象により主食の小麦が世界的不作で昨年比37%価格が上がっております。
建築資材に価格が上乗せされる時間差はどれだけあるかわかりませんが、いずれにしても今後物価の上昇があるのであれば、一回の工事で長持ちしていいものを、支払いが出来る金額のうちに支払いができる返済計画でご検討したほうが賢い選択です。
あのガルバリウム、スーパーガルバリウムなどの外壁材も、私が会社勤めしていた20年前と比べたら倍の価格になっております。
私の家は金属サイディングですが、20年過ぎておりますので軒下や出窓の下に白錆が目立つようになりました。毎年高圧洗浄で洗っておりますが弱い所は傷みだします。
今年は私の家も、本年塗料原価が安いうちに塗装の計画をしています。
皆さんと同じで色は迷いますね!
皆さんも一冬過ぎれば屋根壁の痛みも目立ちます。まだ擦り傷のうちであれば3回塗り、4回塗りの塗装でリカバリーできます。
大きな症状となる前に原材料が上がってくることが確実ないま、緊急性ではなくしっかり今後を見たリフォーム計画を組んでみてはどうでしょうか。
代表親方 前田 昭仁(五所川原工業高校出身です)